こんにちは、おのさめです。
2022/10/02(日)に開催された「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」の企画オケに奏者として参加してきました。
今回は感想 第一章として、オケの概要に加えて、参加の決断から練習直前までの思い出を書いていこうと思います。
※幾分思い入れが強い企画になってしまったので、たぶんぜったい長くなります。覚悟の準備をしておいてください!
スカイロフトオーケストラとは
スカイロフトオーケストラ(下記 空オケ)は有志によって企画された
ビデオゲーム「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」(下記 スカウォ)の楽曲を演奏する企画オーケストラです。
※ファンによる企画オケです。公式様とは一切の関係がございません。
空オケTwitterアカウント
こちらの空オケ、実は昨年感想を投稿させていただいた「スカウォ演奏オフ」の運営様が主体となって企画されたオーケストラで、自分も昨年のオフ会に参加していたことをきっかけにお声かけいただき乗せていただくこととなりました。
演奏楽曲について 簡単に紹介
プログラムの内容としてはゲームの進行に沿った楽曲展開をメドレー形式でお届けする形になりました。
物語の序盤から各地域を巡る第一楽章
スカイロフトや相棒のファイ・強敵との戦いがモチーフの第二楽章
物語終盤、エンディングへとなだれ込む第三楽章
そしてアンコールではメインテーマである「女神の詩」にくわえて
マスターソードにまつわる物語の歴代ゼルダシリーズメドレーをお届けしました。
時間にして3時間半超えの大ボリュームの演奏会になりました。
※各楽章の詳細は書き出すと とーっても 長くなってしまうのでここでは割愛します。
担当パート
当日、おのさめは何を担当していたかと言うと
パーカッション
オカリナ
の2つを担当させていただきました。
こちらについても後ほど書きたいことが山ほどあるのでこちらもここでは割愛します!
初オーケストラに乗るまで
まず前提として、私は今回が初めてのオーケストラでの演奏でした。
初舞台が大好きな作品で迎えられたことは素直に嬉しかったですが、
その分、悩んだ部分や大変だったこともたくさんありました。
長くなりますが、空オケを通してお話ししたいことを全て書き切るには
2022年初頭まで時間を巻き戻さないといけません…
マイマスター、時空石のご準備はよろしいですか?
頂いたお誘いに悩みまくり やるからにはやり切る!
スカウォ演奏オフからしばらくしたあと、運営様から空オケの立ち上げのご報告と入団のお誘いのDMをいただきました。「演奏オフで担当していた打楽器、そしてオカリナでオケに参加してみないか」という旨の内容です。
このご連絡をいただいた時は素直に嬉しかったです。
オーケストラに乗れるまたとない機会、しかもオカリナでオケに乗れるという超貴重な舞台です。
「よっしゃきた!!やったるでー!!」とがんばりゲージ振り切る勢いでした!!
…と言いたいところですが、参加前から色々と悩んでたんですよね。。。
まず、お誘いをいただいた頃はフリーランスなりたてで、ほんっとうに来月の生活が危ういくらいのギリギリの生活を送っていましたから(今も全くもってギリギリですが、この頃は月収0円とか普通にあったからね…)自分の生活状況もまともに先読みできない状況で大勢の方が関わるオケに乗るべきではないのではないか。
さらに学生時代に吹奏楽やブラスバンドも通ってこなかった「合奏」経験ほぼゼロの人間が、
いきなりオーケストラという大舞台に立つのはいかがなものか。気安く乗ってはいけないのでは…
そもそも譜面を読むことがほぼほぼできないから練習についていけるか怪しい。。。
エントリー期間中は興味はありつつもこんな悩みがずっと頭の中を渦巻いており、
参加締め切りギリギリまで悩んでいました。
そんな状態の自分を参加へ導いてくださったのは、他でもない運営様でした。
自分が楽団所属経験がない旨、参加を悩んでいること、もし参加する場合のの確認事項など
細かくDMでご質問をさせて頂いたのですが、一つ一つのご質問にお答えいただき、
不安に感じていた点も、とても丁寧にご回答・ご対応していただきました。
運営のお二人とはスカウォ演奏オフでお会いしており、オフ会もとても丁寧な運営を行われていたので「この人たちとならなんかできる気がする…!!」と感じて参加に踏み切ったのでした。
参加するからにはちゃんとやり切るぞ!!と決意を新たに、おのさめの初オケはスタートしました。
しかし、この頃の彼はこのあと数々の試練が襲い来ることを知らないのです…
「初オケでやる分量じゃない…!!」
参加を決めてからしばらくして、演奏する譜面の初稿をいただきました。
意気揚々と譜面を見たとき、文字通り「目が点」になったのを思い出します。
「…え?なんか長くない…?」
上記の通り、今回の演奏会は3楽章構成、3時間半超の長時間公演。
当然のことながら、演奏曲数も譜面量も膨大になります。
参加を決めた段階でも、なんとなく曲数は多そうだなぁと思ってはいたのですが
実際に譜面をいただくまでは正確な曲数などリサーチしていなかったのでまさかここまで多いとは…
さらに担当するパーカッションに関しては複数の譜面に振り分けられており、
パッと目を通すのも譜面慣れしていない身からするととってもたいへん。
「これ、相当やばいことに足突っ込んだな…?」と気づいた時にはもう遅いというやつです。
参加すると決めちゃった以上やりきらないとなぁ…と、楽しみ:不安が3:7くらいの割合で
不安を抱えながら後述の譜読み会に参加することになります。
この譜読み会でさらなるサプライズを喰らうことになるとは知らずに…
編曲者「このパートはおのさめさんにオカリナソロを吹いてもらいます!」
4月某日、不安を抱えながら参加した譜読み会。
譜面がちゃんとは読めない自分は軽く譜面は見つつ、事前にいただいた打ち込みデモ音源で楽曲をさらっていました。会場へ向かってる時もデモ音源を聴きながら会場に向かっていたのを思い出します。
この会は奏者同士の初顔合わせ会も兼ねており、演奏は行わず、運営・編曲の吉岡竜汰さん (下記 りゅうさん)による譜面解説、どのような演出にしたいかなどのイメージのすり合わせ会のようなものでした。
正直にいうと、この頃の自分は譜面に対する理解が浅く(そもそも読めてない)、オケの経験もない自分は終始「ポカーン」状態でした。そんな中、りゅうさんからこんな発言が。
「ここはおのさめさんにオカリナでソロを吹いてもらいます!」
ん??と思ってよくよく譜面を見てみると、パーカッションの譜面に「Ocarina」の文字。
この時に担当として頂いたソロは第一楽章第二節の冒頭「精霊の導き」
原作のシーン解説を交えて説明しますと…
とある事件があった日の深夜、主人公のリンクが謎の人影(ファイ)に導かれながら
夜道を進む際に流れる、民族フルートのソロ曲です。
スカウォ演奏オフでもオカリナで同テーマを吹かせて頂いた曲だったので、その流れを汲んでいただけたのかなと。
しかし今回は前回と違いなんと どソロ です。他に演奏してる人いないんです。
なかなかな大役をおまかせいただいたわけですが、事の重大さに気付くのはもう少し先のお話。
譜読み会でのサプライズ さらにソロ追加。しかも…
そんなこんなで譜読み会も終盤、事前共有いただいた譜面をさらい終わったタイミングでりゅうさんから「アンコールの楽曲の譜面があらかたできたのでお聴かせします!」と発表が。
もちろん事前には何も聞かされていないのでどんな楽曲が来るのかなぁと楽しみにしていたら
聞き覚えのあるゼルダのメインテーマが盛大に始まり…
大好きな作品 時のオカリナのタイトルが流れてきました。
スカウォ演奏会の感想で他作品に触れすぎるのもアレかとは思うのですが、
ほんの少しだけ「時のオカリナ」についてお話しさせていただくことをお許しください。
簡潔にまとめると、おのさめがオカリナを始めるきっかけになった作品です。
詳しくは下記の動画でお話ししていますのでよろしければご覧ください。
何度も聴いてきたピアノのあのコードが聞こえた時には目頭が熱くなりましたね。。。
なんならエポナの足音も聞こえたよ??(幻聴です。)
その後も時のオカリナのハイラル平原、神々のトライフォース、風のタクト、トワイライトプリンセス
極め付けにはブレスオブザワイルドまでの楽曲が展開される壮大なメドレー。。。
これはもう、聴き終わった後には反則だろ。。。って思いました。
アンコールの楽曲を一通り聴き終わった後、りゅうさんの解説にて。
「時のオカリナのオープニングはやっぱりおのさめさんにオカリナで吹いていただこうかなと。」
泣きました。いや本当に。
オーケストラに乗れるだけでも大変光栄なことなのに、わがままでオカリナのソロまでいただいて
しかもオカリナを始めるきっかけになった作品の大好きな曲をオカリナで吹けるんですから。
譜読み会が終わった時には、はじめに時に感じていた不安がちょびっと楽しさの方に振れていた気がします。
しかし、この後の練習開始から「合奏」に対しての苦しみに打ちのめされる日々が始まります。。。
次回 第二章「楽しみが苦しみに変わっていく日々」
案の定 めーーーーーーーーーーーーーーーーーっちゃ!! 長くなるので今日はここまで!!
次回は
担当パートも決まり初の練習!!
しかし回を重ねるごとに与えられる試練・困難の数々に少しずつ溜まっていく心の闇。
果たしておのさめは己の闇に打ち勝つことができるのか!?…的な部分を書いていこうと思います。
物語予告調になってるのは少しでもゼルダのファンタジーな世界観に寄せたいからですよ!!
厨二病&深夜テンションなのでご容赦ください。
先に言っておきますが、次回は苦しかった部分も結構書くつもりなので
ちょびっとダーク目な内容になるかもです。できるだけ明るく書くようにはしますけどね!!
長々とお読みいただきありがとうございました!!
最後に
譜読み会の後半にレクレーションとして、歴代作品の
利き「マスターソード引き抜きジングル」クイズ
が行われたのですが、自分は半分くらいしか正解できませんでした。まだまだですね。